体験談 連載

自分を肯定できるようになったまで(中学編)

自分を肯定できるようになったまで(中学編)
撮影者: Leon

私が育ったのは都心にかろうじて通える町で、周りは中流家庭がほとんどだった。(外国人が歩いていたらジロジロ見られるような環境である。ちなみに私はマッチョな外国人男性には性的魅力をとても感じる。)
小学校では私はボーッとした子だったのであの子かわいいなあ、野球は楽しいなあ、という単純な感情だけでやっていけたが、中学校では人と違う行動や言動がスクールカーストの上級に疎ましく思われた。私は自分の性的対象や興味が人と違うからといって卑屈になりたくなかったので(今思えばこの時から不条理なことにはプッツンしちゃう)彼らにからかわれながら一人で行動することも多かった。
逆を言えば、そうした秩序にじっと耐えていただけだった。
多感な時期の私はそうした「田舎くさい」環境に常に失望していた。部活で同じソフトボール部のキャプテンだった幼馴染が可愛くて優しくて、彼女だけが私を支えになってくれていた。ちなみに彼女のブラがにわか雨で透けるのを見るのが好きだった。私は彼女の球を受けて彼女を支えている気になっていた。一方で私はそのプレースタイルで男子に「城島」と呼ばれていた。
誰にでも分け隔てなくオープンで時には引っこみすぎる私を叱ってくれて、かつ自身の孤独を打ち明けてくれる彼女が私の憧れで初恋だった。彼女と居ると私は自由だった。
しかし普段から彼女には触れられないほど彼女の存在を尊く思っていた。
そうして私の初恋は別々の高校に進学して終わった。

About the author

Leon

Leon

大学で政治学を勉強しています。
留学を経てセクシュアルマイノリティとしての自分を受け入れられるようになりました。私の記事を通して自分のセクシュアリティに気づくきっかけや、セクシュアルマイノリティの中の1人の考えに触れてみる機会を提供できたら幸いです。

Add Comment

コメントを残す

2017年3月
« 1月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031